ドイツ社会でトラブルで補償要求をするときに書きたい手紙
目次
どんな書き方をするのか?
手紙やEmailの書き方に一工夫が必要。ポイントと文脈はだいたい次の通り。
- 簡単な自己紹介
- meine Name ist …., der ein Kund des Ihres Services …
- 自分が要求したいことの対象イベントを簡単に説明する。ポイントは「前提条件が相手に通じるように」
- im 日時 war ich auf イベントの名前とか、サービスの名前とか.
- 相手が示していたサービス条件を明示する。そして、「私が経験したできごとは、あなたが示していた条件と異なる。要求を満たしていない」と書く。
- Leider musste ich feststellen, dass Ihr Angebot überhaupt nicht mit Anzeige übereinstimmt. In der Anzeige schreiben Sie, dass …. . Dies entspricht leider nicht der Wahrheit.
- 「要求が満たされてなかったので、返金を要求したい」
- Meines Erachtes ist es nicht in Ordnung, dass Sie mit Ihrer Anzeige völling falsche Erwartungen wecken. Deshalb möchte ich Sie auffordern, mir … Prozent des Preises zurückzuerstatten.
- 「~日以内に対応してもらえない場合には、弁護士に告知をします」と対応されなかった場合の対処を書く
- Sollte ich in den nächsten … Tagen nichts von Ihren hören, werde ich meinen Anwalt informieren.
メールを書く前に頭の中でまとめておきたいこと
例文だけを載せても、たぶん考え方に馴染むには時間がかかるだろう。
メールを書くときのその場かぎりの表面では、なかなか考え方は身につかない。
日常生活の中で社会ロジックを認識していくと、深く理解をできるだろう。
特に大切なことと考え方は、ぼくは感じた。
メールを書くときには、次の考え方で順番にロジックを組み立てるといいだろう。
- 私は返金を要求したい。要求が通らないときは弁護士に依頼するくらいの本気である。
- いつの・どこの・なにのイベントに対して要求をしたいのか?
- なるべく余計な説明は省く。事実を述べる。
- 私はこのような経験をした。
- なるべく客観的な事実を述べる。数値情報や写真など、誰がどう見ても明らかと言える情報を書く。
- 感情語は少しだけ書いてもいいだろう。「私は悪いと感じた」ということが伝わるくらいで十分。
- これはあなたが示していたサービス条件と異なる。理屈が通らない。
- 何を要求したいのか?
ぼくのビジネス経験で感じたこと
ぼくは6年近くのビジネス経験を積んでいるが、これまで「要求する」という文脈で同じロジックを考えたことがあるだろうか?いや、ない。
ぼくの日本でのビジネス経験では「問題を報告する。何をしてくれるのか?そっちで考えて」程度にとどまってしまっていたと思う。
振り返って考えると、こうした要求報告は最低だと改めて感じた。日本のビジネス文化だから~なんて言い訳は通らない。
そもそもメールを読んで対応してくれる人も人間である。
人間は「対応しないとマズイ」と感じない限り、動いてくれない。
「いつ・どこの・何に」問題があったのか?とわからないと、相手は動いてくれない。
主観的な表現ばかりを並べても相手は動いてくれない。
自分のロジックだけを押し通しても、相手は動いてくれない。相手のロジックで、理屈が通らないことを説明しないといけない。説明が無い限り「私のロジックでは、あなたは補償すべきだ」ということを暗に意味してしまう。
相手も人間である。
「こっちの要求を最高レベルで対応して、こっちの意を汲んで、こっちが説明したいことを勝手に理解して、こっちが要求していることを推測して提示して」では、相手は動かない。
むしろ、きちんと説明するということは、相手が使う時間を最低限に抑えることにつながる。こういうところに尊重するという姿勢があるように感じた。
他に学んだ文法のこと
lernen / spielen は補助動詞になる
lernen oder spielenは他の動詞とくっつくことができる
例えば ich möchte gerne sprechen lernen でもOK
時間表現でのin前置詞で格はDative
※ feste präpositionenの場合は除く
時間情報でin前置詞のときは、いつもDativeである。
z.b. in den naechsten Tagen
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